当社の思い
当社は、今をさかのぼること100年以上前、初代社長となる佐太郎が、アメリカの船大工に拾われて外国にいき、修行をしたことが始まりです。帰国した佐太郎は、機械の木型作りの技術を習得して、八丁堀で機械の木型を製作しました。
鋳物用の木型など次第に業務を広げる中で、抜型に出会います。
しかし、日本ではまだ普及していない抜型を技術的に確立することは、苦難の連続でした。
抜型は、かんなに糸鋸という、職人技がものをいう、非効率なものだったのです。
そんな中、当社は昭和37年当社を含む抜型事業者16社が発起人となり、東京抜型工業会を発足させ、3代目会長にも就任。昭和49年には、当時の抜型先進国、米国へと査察に赴きました。
そこで当社は、米国の最新技術を目の当たりにします。
レーザー加工による圧倒的な生産力は、かんなや糸鋸という職人技をはるかに凌駕していたのです。
そこで、当社とともに東京抜型工業会は、機械化を推し進めます。
しかしレーザー加工機を導入して機械化を進めるだけでは、きめ細かな抜型を実現することはできません。
レーザー加工機を導入しながらも、繊細な抜型を実現するためにはどうすればよいのか?
私たちは、多様化する顧客ニーズに向き合い、複雑化する抜型を実現するために、切磋琢磨を繰り返してきました。
抜型のリーディングカンパニーである当社の技術力は、歴史が作り、時代が成長させてきました。
「抜き」を極め、「型」で応えるために。
どんな抜型のご依頼でも、どうぞ当社にお問い合わせください。
代表取締役 片桐孝之
新聞で見る当社の歴史
かんなに糸鋸が主流の抜型市場において、当社は他社に先駆けてレーザー加工による抜型に乗り出しました。ときは昭和51年。当社は、抜型市場におけるリーディングカンパニーとしての一歩を踏み出しました。(画像はクリックすると拡大します。)
いち早くレーザー加工に乗り出した当社は、設備の近代化により生産性の向上と精密加工高度の向上を実現しました。この後、当社は高度成長期の波に乗って、飛躍的な成長を果たします。(画像はクリックすると拡大します。)
平成29年。現社長である片桐孝之のもと、設立60周年を迎えた当社の特集記事が組まれました。さらなる成長を実現するために、今後の目標や熱意について語りました。(画像はクリックすると拡大します。)
令和元年は、コロナウイルスという未曽有の危機からのスタートとなりました。そんな中、当社は、抜型技術を使ったフェイスシールドを開発。地元医師会に寄贈しました。当社は、持続可能な未来に向けて地域貢献にも力を入れています。(画像はクリックすると拡大します。)
会社概要
会社名 | 有限会社片桐抜木型 |
代表取締役 | 片桐孝之 |
従業員数 | 8名 |
所在地 | 〒104-0045 東京都中央区築地2-7-9 片桐ビル |
TEL | 03-3541-9719 |
FAX | 03-3541-9724 |
事業内容 | ・抜型製作 ・POP・ディスプレイCAD設計試作 ・デザインカット加工 ・抜きの請負い |
特長 | ・創業昭和26年から受け継ぐ技術力 ・若手の柔軟で新しい発想力を活かした設計力 ・フットワークが軽く短納期にも対応 ・最新設備による高精度・ハイスピード化 ・中央区築地で事業展開しているため、物理的にお客様と近くきめ細かな対応が可能 ・レーザー、型抜き、カッティングプロッター、糸鋸ミシンを用いて多種多様な製品加工が可能 |